小児眼科Pediatric Ophthalmology
乳児から学童期まで、身体の発達とともに眼も変化していきます。
お子様の眼の状態について、不安に思われることがありましたら、どんなことでもご相談ください。
当院では、お子様が緊張せず安心して検査診察ができるように心がけておりますが、
お子様のご機嫌や体調により、当日に全ての検査ができないことがあります。
斜視や弱視を疑う場合は、目薬で調節力を取り除く検査が必要になることがあります。(その場合は2時間程度かかります。)
近視進行抑制治療(低濃度アトロピン点眼、オルソケラトロジー)を行っております。
自費検査治療となりますので、ご興味のある方はお問い合わせいただくか、診察時にお尋ねください。
小児の眼の疾患
屈折異常
屈折異常とは 網膜にピントが合わずに見えにくい状態をいいます。
屈折異常は大きく「近視」「遠視」「乱視」に分類されます。
近視
遠くのものはピントが合わず見にくく、近くのものはしっかり見える状態です。
遠視
遠くにも近くにもピントが合わず、目に入った光が網膜の後ろで焦点が合ってしまう状態です。
乱視
角膜の歪みによって生じ全体的にぼやけて、見たものが重なって見えてしまう状態です。
斜視
右目と左目の向きが、病的にズレている状態です。眼が外へずれる外斜視、内へずれる内斜視、上下にずれる上下斜視、物が傾いて見える回旋斜視などがあります。
ほとんどの場合は原因不明ですが、屈折異常、調節機能の働きすぎによって起こる弱視もあります。
斜視はお子様の約2%にみられる小児眼科の代表的な病気です。
弱視
何らかの原因で発達が妨げられていることが多く、原因として視力が発達する過程において強い屈折異常や斜視があります。
見えにくい状態ですが、お子様ご自身がその見えにくさを訴えるケースはほとんどありません。